頻尿の治療・検査「病院で行われる検査と治療法」のまとめ

頻尿の対策として「病院ではどんな検査がされるのか?」が気になるが、恥ずかしかったり敷居が高くて病院に行けないケースが多いです。

今回は頻尿の症状に悩み、病院に行ったときにどのような検査があるのか?についてお話していきたいと思います。

気軽に受け入れられる痛みのない頻尿の検査

まずは頻尿の症状に悩み、病院に行った場合行われる「気軽な検査」についてです。

尿検査

一番経験者が多く、イメージがつきやすいのが尿検査になります。

尿は体内の健康状態を正確に反映します。

病院に行き、問診後、トイレで紙コップ等に排尿し、尿を提出するという流れになります。

採尿する時、基本的には出始め、で終わりを除いた「中間尿」を摂取します。

しかし、問診の際に頻尿の原因がクラミジアなどによるものの疑いがある場合は尿の出始めの「初尿」を採尿します。

頻尿だけでなく、完治しにくい風邪の場合も尿検査をすることがあります。

尿検査は尿の中に尿の成分や性質を分析すると同時に、細菌が入っていないか、血液や白血球の量が分かります。

もし、細菌が見つかれば、膀胱や尿道などが感染している可能性があります。

尿に血液が混ざっていると炎症性の病気や泌尿器の疑いがあるため、さらに詳しい検査へ進みます。

超音波検査

超音波検査はエコー検査とも呼ばれ、調べたい部分(膀胱であれば膀胱)の表面に超音波の出る器具を当てることにより臓器の大きさや形、動きを検査します。

目的の臓器を画面で観察することができます。

この検査は、産婦人科でお腹の中の赤ちゃんを見るためにも使われているほどで、X線検査のように被曝するなどの体への害は全くなく、安心して検査を受けることができます。

排尿のトラブルでの超音波検査は、主に膀胱に残っている尿の量の測定、腎臓や前立腺の形、膀胱の中のちゅ用の確認などとためです。

尿細胞診

この検査は尿検査と同様の手順ですが、尿の中に「がん細胞」の有無を検査します。

5段階判定となっており、1,2の場合は全くがん細胞が検出されなかったと診断されますが、3であればがんである疑いが出てきます。

4まで来るとガンである可能性が非常に高くなりますが、5の場合は完全にガンと診断されます。

ただ、この検査で検出されなかったとしても、他の検査でがん細胞が見つかることもあります。

この検査は、採尿後、専門の資格を持った検査師が尿に特殊な染色を入れ、顕微鏡で調べることにより判定しています。

がん細胞のがあった場合、その影響で頻尿になっていることも分かります。

尿流測定

尿流測定とは、排尿時の尿の様子を調べます。

排尿装置(洋式トイレのような機会)にいつも通り排尿し、出すまでにかかった時間、出始めから終わりまでの尿の量、途中の尿の勢いなどを調べる検査です。

緊張でいつもの排尿ができないと検査結果に誤診が出る可能性があるため、病院にもよりますが、個室で排尿できるように配慮されています。

しかし、高齢者の方は転倒などの危険があり得る場合、近くでスタッフが待機していることもあります。

尿を出し切るには通常約30秒かかると言われています。

大きくこの秒数との差がでたり、尿の勢いを知る指標となっている尿流率(1秒あたりの尿量)の測定で、最大尿流率(1秒あたりの尿量の最大値)が15ml以下の場合は排尿困難を疑われます。

また、通常尿意がある場合、約300mlくらいの量が排尿されます。これより少ない量になると膀胱の容量が小さいと診断を受けます。

このように、健全な人が排尿をすぐに量が増え、徐々に減って出し終わるのに対し、排尿トラブルがある人の場合、尿の出始めが遅れる、尿が途切れ途切れになる、途中で勢いがなくなる、排尿に時間がかかるといった頻尿の症状があることがこの検査で数値として分かります。

少し辛いが専門的に見る頻尿の検査

次に、頻尿の症状に悩み、病院に行った場合行われる「少し辛い検査」についてです。

尿流動態検査(ウロダイナミクス)検査法

膀胱のたまり具合や、排尿時の尿の出方など、膀胱や尿道の様子を総合的に調べる検査です。

尿道口から膀胱までカーテル(細いチューブ)を入れて検査を行うので、少し痛みを伴います。

細かい内容は以下の通りになります。

尿流検査

先ほど記載した検査になります。

膀胱内圧検査

尿をためておく場所である膀胱が正常に伸び縮み(膀胱筋肉の働き)しているかどうかを調べることができます。

また、膀胱に入る尿量も分かります。

尿道口からでているカテーテルに膀胱に向け、できるだけの水を流し入れ、カテーテルを抜き排尿するという流れになります。

膀胱の筋肉が弱い方(低活動膀胱)の場合、排尿時に十分に圧力が上がらず、細い尿がでます。

通常値の水が十分に入らなかったり、水を入れている途中で膀胱が収縮してしまう(不随意収縮)方は、過活動膀胱です。

尿道圧検査

入れたカテーテルをゆっくりと引き抜くことで、尿道の締める力を調べる検査です。

膀胱が受けている圧を測定することにより、正常に尿道の働きをしているかが分かります。

腹圧性失禁症の方はかかっている圧が低くなります。

尿漏出時圧検査

わざと尿漏れを起こすことにより、尿漏れが起きる瞬間のお腹や膀胱の圧が分かります。

腹圧を測定するためのカテーテルから膀胱に水を入れ、咳などで腹圧を加え尿漏れを起こし圧を測ります。

この数値が低いと、腹圧症失禁となります。

尿道括約筋・筋電図検査

尿道括約筋の働きを筋電図を使用して検査します。

尿をためてから排尿するまで、尿道付近の皮膚に電極を付けます。

排尿までの流れの時に尿道括約筋(外尿括約筋)がきちんと働いているか否かが分かります。

尿道内圧検査と同時に行います。

内圧尿流検査

排尿までの尿の流れが悪い場所を調べることができます。

膀胱の圧を測定と尿流検査を同時に行います。

尿の流れが悪い原因が、膀胱にあるのか、尿道にあるのかを膀胱内に圧を加え測定することにより分かります。

前立腺肥大症の方は、肥大した前立腺よりも尿道の抵抗が上がります。

尿道の抵抗が上がっている場合、膀胱内の圧が高く、尿の勢いは弱いです。

内視鏡検査

尿道口から内視鏡入れ、膀胱や尿道の状態を見て検査します。

近年、胃カメラのような柔らかい内視鏡が一般的になってきているので昔と比べて痛みが軽減されていると言われています。

内視鏡で、膀胱内に結石がないか、 尿道や膀胱の壁面に炎症や腫瘍がないか、膀胱と腸や膣の間に穴は開いていないかなど観察します。

内視鏡検査を行うことにより、尿流動態検査(ウロダイナミクス)検査法の結果を予測することができます。

頻尿の対策「病院で行なう手軽な検査と専門的な検査」のまとめ

まず、頻尿の症状が気になったら病院へ行き受診しましょう。

頻尿になる原因は様々なため、原因を調べるための検査方法の数もその分多くなっています。

今回は病院での検査内容をまとめました。

実際に受診することになった場合、どんな検査があるのか知っておくだけでも違います。

今回は病院での検査内容をまとめました。

痛みがないく、手軽に受診できる検査にするか、痛みはあるけれど、専門的な検査を受診するか、症状に合わせて医師と相談しましょう。

また、頻尿の原因は様々あり以下の病気が関係している可能性もありますので、合わせてご確認ください。

頻尿の様々な原因

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